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主人が亡くなって1か月以上すぎ、日常を取り戻しつつあった頃に負債の発覚
鹿児島県 60代 女性様
主人が亡くなって1か月以上すぎてからの負債の発覚だったため、仕事にもどって日常を取り戻しつつあった頃でした。
仕事柄なかなか自由な時間もとれず疲弊していた時に御社と出会い、とてもラッキーでした。
恐る恐る電話をしたのですが、最初に対応して下さった女性の方がとても心強く丁寧に対応して下さり、ホッとしたのをおぼえております。
雑務を肩代わりして下さり本当にありがとうございました。
また何かありましたら、よろしくお願い致します。
この度は、当センターにご依頼頂き誠にありがとうございました。
同じ職場で働かれていたご主人様が突然亡くなられ、少しづつ日常を取り戻しておられた頃、ふと届いた銀行から借金の催促状にどのように対応すべきかお困りになられ、ご相談頂きました。
被相続人であるご主人は、ご相談者様が扶養されておられたため、プラスの財産どころか借金などあるはずがないと思っておられたので、本当に驚かれたとお伺いしました。
ご相談者様としては、債権者に迷惑をかけるのもとお考えになられ、借金返済も含めた遺産相続をしようかという思いがおありになられたようですが、念のため、弁護士などの専門家に相談してから決定しようと思われたようです。
実は、当センターにご相談頂く中には、本当に少額の借金なので、返してしまおうと思っているけど、念のために相談したとおっしゃる方が多くいらっしゃいます。
数多くの相続放棄を扱ってきた私どもでは、少額であったとしても、ご費用負担が可能で、他の借り入れについてのご不安がある場合は、相続放棄のお手続きをご提案しています。
理由は、借金というものは、最初に見つかるものは一部であることがほとんどだからです。また、死亡された方が生前に借金をされていたことを相続人様がご存じなかった場合、その可能性は高くなります。
また、相続の熟慮期間が開始され、3カ月を過ぎたころに負の遺産の通知と請求が来ることが良くあります。
一旦、返済をしてしまうと、相続したとみなされることがあります。
また、借金でなくても、ほとんど空の銀行口座を手続きしてしまうことも危険です。
このような場合、期限に余裕があれば、相続放棄だけではなく、限定承認なども視野に入れて、負債調査をすることもできます。
ただし、負債調査をしたとしても、完璧ではありません。
連帯保証債務などは、顕在化していない限り、わからないからです。ただ、負債調査をすることによって、相続の方法を選択する目安にはなります。
ですので、相続の方法について選択を迷われている方は、是非専門家にご相談されることをお勧めします。
今回のケースでは、お二人の間にはお子様がいらっしゃらなかったので、順位に関わらず他の相続人の方に引き継ぐことになりました。
本来なら、遺産分割などの手続が必要ですが、ご相談者様は放棄をされたのでその必要もなくなりました。
お客様の喜びとご安心が、私共の仕事の成果といっても言い過ぎということはなく、本質ともいえると思われます。
今後とも何かお困りごとがございましたら、何なりとお申し付けくださいませ。
所員一同、全力で取り組まさせて頂きます。
この度はありがとうございました。